『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER』を長く遊んでいると、必ず突き当たる壁がある。ストーリーをクリアしただけでは物足りなくなり、メタルギアZEKEを本気で育て、OUTER OPSを安定させ、全ミッションSランクを狙おうとした瞬間だ。そこで必要になるのが、Sランク兵士である。
Sランク兵士は単なる「強い兵」ではない。研究開発班のレベルを一気に押し上げ、実戦部隊のGMPを底上げし、糧食・医療・諜報の質を劇的に変える存在だ。逆に言えば、Sランクを安定して集められないまま進めると、開発が止まり、装備が古いまま戦場に出ることになり、Sランククリア自体が遠のく。
この記事では、Sランク兵士を効率よく集めるための具体的な場所と手順、必要な装備、英雄度との関係、マザーベースでの配属の考え方までを、実際に周回を重ねた視点からまとめる。初心者が最初にやるべきことから、終盤の定員管理までを通して書く。
Sランク兵士が重要な理由
兵士には実戦・研究・糧食・医療・諜報の5つの班適正があり、EからSまで評価される。Sが付くと、その班のレベル上昇に大きく寄与する。特に研究開発班は武器・アイテム・ユニフォームの解禁に直結するため、Sランク研究兵を早く揃えるかどうかで中盤以降のテンポがまるで変わる。
実戦部隊はGMPの柱だ。人数が多いほど収入が増え、開発資金に直結する。糧食班が強いと士気が上がり、条件次第ではAランク兵がSに成長することもある。医療班は負傷・病気の回復速度を左右し、諜報班はミッション支援の質を高める。どれか一つでも大きく遅れると、全体のバランスが崩れる。
さらに、スキル持ちのSランク兵は特別だ。メタマテリアル技術、電磁兵器設計、愛国者、四つ星コック、五つ星コック、内科医、チャネラー、バーダーなど、特定の開発条件を満たすスキルや班効果を持つ兵は、ランクが少し低くても残す価値がある。Sランクでありながらこれらのスキルを持つ個体は、終盤まで手放せない戦力になる。
Sランクを取るための基本条件と評価基準
ミッション自体のSランククリアと、兵士のSランクは別物だ。ただし、兵士集めの効率を上げるためには、ミッションをSランクで回す習慣を早めにつけておいたほうがいい。英雄度が大きく伸び、志願兵の質が上がるからだ。
ミッションのSランク評価で特に見られるのは以下の点である。
- キル数(敵兵を殺した回数。できるだけ0に近づける)
- アラート(危険フェイズに入った回数。0が理想)
- クリアタイム
- 言霊効果のあるCO-OPS通信の使用(避ける)
- ステルス迷彩の使用(Sランクを狙う周回では使わない)
- CO-OPS時のステルスガン使用
非殺傷・未発見・短時間の三点を守れば、大半のミッションでSが取れる。装備が揃う前はAでも構わないが、フルトン回収を優先しつつクリアすることを意識する。
最初に揃えるべき装備
Sランク兵士を安定して回収するには、最低限以下の装備が必要になる。
- フルトン回収システム(所持数を増やすためランクを上げる)
- アナライザー(回収前に班適正とランクを確認できる)
- Mk.22またはモシンナガン(非殺傷の基本)
- カールグスタフM2(フルトン弾仕様)。高台のスナイパーを遠距離から回収するために必須
- 睡眠ガス地雷またはフルトン地雷
- スニーキングスーツ(足音が消えるため、背後からのホールドアップが格段に楽になる)
序盤はフルトンとアナライザーを最優先で開発する。高台回収が必要になるミッションが増えてきたら、フルトン弾付きグスタフを急いで揃える。睡眠ガス地雷は敵をまとめて無力化できるため、車両戦の歩兵処理でも活躍する。
効率の良いSランク兵士の集め方
集め方は大きく分けて以下の通りだ。
- ミッション中のフルトン回収(敵兵・捕虜)
- ミッション後に入ってくる志願兵
- マザーベースのリクルート(アクセスポイント)
- OUTER OPSでの志願兵
- トレードや特殊スタッフ
日常的に回すのは1と3だ。志願兵は英雄度が高いほど質が良くなる。目安として英雄度9000前後でSが確認され始め、25000前後になると8人に1人程度の割合でSが混ざるという報告が多い。個人差はあるが、「リクルートでSを狙うなら英雄度を先に積む」という考え方は正しい。
諜報Sランク兵士
最も効率が良いのはMAIN OPS「バリケード破壊」または「チコ救出」のカミーノ・デ・ラーバ/三叉路にいる高台のスナイパーだ。2人とも諜報Sが出やすい。普通のフルトンでは届かないため、カールグスタフのフルトン弾か睡眠ガス地雷・フルトン地雷が必要になる。
装備が揃い次第、何度でも戻りたい場所だ。クリア自体は簡単なので、回収だけしてミッションを終了する運用も可能。EXTRA OPSの完全ステルス系でも諜報A〜Sが散らばっているが、高台スナイパーの安定感には及ばない。
研究Sランク兵士(R&D)
EXTRA OPS 049「完全ステルス」が最強の農場だ。捕虜が研究適正A〜Sで出やすく、メタマテリアル技術、電磁兵器設計、愛国者といったレアスキルを持っていることが多い。ステルス迷彩の開発にもメタマテリアル技術が必要なため、バンダナ以前から回しておく価値がある。
負傷状態で上がってくる点だけ注意し、医療班で治してから配属する。同じミッションでも個体差があるので、期待したランクやスキルが出なければリセットして入り直すのも手だ。
EXTRA OPS 048にも研究AでM134設計や対戦車ライフル設計を持つ兵がいる。
医療Sランク兵士
EXTRA OPS 026「敵兵殲滅」の通用口B1Fにいる捕虜が医療Sを出しやすい。EXTRA OPS 050「完全ステルス」やMAIN OPS「独房からの脱出」の捕虜からも医療A〜Sが出る。
医療班は直接的な火力にはならないが、負傷兵の復帰が遅れると実質戦力が減る。ある程度の人数を早めに確保しておきたい。
糧食Sランク兵士
EXTRA OPS 046「完全ステルス」の最初のマップで出てくる兵が糧食Sを安定して出す。四つ星コックや三つ星コックのスキルを持っていることも多く、レーションの上位開発に直結する。
糧食班が強いと士気が上がり、Aランク兵がSに成長する確率が高まる。終盤まで放置しがちだが、早めに厚くしておくと後が楽になる。
実戦Sランク兵士
高難度の車両戦・戦車戦・ヘリ戦(特に5つ星のカスタム系)で高ランク兵が出やすい。歩兵をフルトンで回収しながら本体を倒す運用が基本だ。OUTER OPSの高難度ミッションを繰り返すと、志願兵として医療Sや諜報S、バランスの取れた実戦兵が入ってくることもある。
完全ステルス系ミッションの活用
EXTRA OPS 045〜050の完全ステルス系は、兵士集めの要だ。敵の配置が読みやすく、捕虜もいる。ノーキル・ノーアラートで短時間クリアを狙いつつ、必要なランクの兵だけ回収する。
特に049は研究、046は糧食、050は医療と役割がはっきりしている。装備が整ったらこのあたりを重点的に周回するだけで、班レベルが急速に上がる。
リクルートの実践的な使い方
リクルートは「MAIN OPS:対戦闘ヘリ戦:Mi-24A」クリア後に開放される。無線LANのアクセスポイントがある場所でソルジャーサーチを行うと、見つかった電波の数だけ志願兵が来る。最大8人。見つかったら「【EXTRA OPS:AP】MSF入隊テスト」が出現し、制限時間内にCQCで全員気絶させれば入隊する。
志願兵の強さは動きでだいたい分かる。
- 近寄っても棒立ち:能力は低め
- 距離を取ろうとする:普通
- 自分から殴ってくる:能力が高い。Sに近い値が一つは乗っていることが多い
CQCの回数でも判断できる。3回で落ちる相手はC〜B、4回必要な相手はB〜S寄り。全部拾う必要はない。動きの悪い兵が出たら試験をやり直したほうが早い場合もある。
英雄度が高いほど強い志願兵が出やすい。Sランク、非殺傷、未発見を意識してミッションを回し、英雄度を積んでからリクルートを重点的に回すのが効率的だ。
マザーベースでの配属と管理
定員は全体で350人。枠がいっぱいになると、新しい人材を入れるたびに誰かを解雇しなければならない。序盤はC以上を積極的に拾い、AUTO ASSIGNで研究と実戦に振る。中盤以降は品質を優先し、D以下は基本的に放置する。
定期的に班レベルを見て、足りない班へ手動で移す。研究が足りない時期に実戦へ偏ったり、糧食がスカスカのまま開発だけ進んだりしないよう注意する。
終盤はスキルが重要になる。バーダー、チャネラー、各種設計、コック、内科医、声優など、班効果や開発解禁に直結するスキル持ちはランクが少し低くても残す。実戦部隊はOUTER OPSの戦力になるので、射撃と防御が高い兵を優先する。
病気と懲罰も忘れてはいけない。負傷兵は診療所、問題を起こした兵は独房へ入る。医療班が弱いと復帰が遅れ、実質戦力が減る。
初心者向けの進め方の流れ
- MAIN OPSを普通にクリアする(Aでも構わない)。兵士をフルトン回収し、研究開発・実戦・諜報・医療を底上げする。
- 完全ステルス系(EX045〜050あたり)で優秀な兵士と設計図を取る。
- フルトン回収付きグスタフ、睡眠ガス地雷、バトルドレスを揃える。
- 高台スナイパーの諜報Sを安定回収し、研究は049を重点的に回す。
- 英雄度を積んでリクルートの期待値を上げる。
- 車両・ヘリのカスタム戦で実戦兵を集めつつ、装備をさらに強化する。
装備が弱い時期にボスSを粘るのは時間がもったいない。本編クリアと兵士回収を優先し、装備が整ってから本格的にS周回に入るほうが結果的に早い。
よくある失敗と対策
- 全員回収しようとすると風船が足りず、本当に欲しい捕虜を残すことになる。所持数を見て回収対象を決める。
- アナライザーを使わずに拾うと、後で枠が足りなくなる。C以上を目安にする。
- 英雄度を無視してリクルートだけ回すと、Sが出にくい。ミッションSを意識して英雄度を積む。
- スキルを確認せずに解雇する。終盤で必要なスキルを持っていた兵を切ってしまうことがある。
まとめ
Sランク兵士集めは、ピースウォーカーの中盤以降を快適に進めるための核心だ。特定のミッションを効率よく周回し、必要な装備を早めに揃え、英雄度を意識してリクルートを回す。この循環を作れるかどうかで、基地の強さが決まる。
まずはフルトンとアナライザーを揃え、高台の諜報Sと049の研究兵から手を付けるところから始めてほしい。そこから徐々に糧食・医療・実戦を厚くしていけば、自然とマザーベースが育っていく。
焦らず、確実に。兵士を集めながら装備を整え、装備が整ったらさらに強い兵士を集める。この流れを崩さなければ、全ミッションSランクも見えてくる。
(Ali / JPGames.online)
